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2025 Parolin(Falconシャーシ製造元)訪問

2025.6/9
月曜日の午後はFalconシャーシの製造元であるParolin社へ。
近年の急激な売り上げ上昇に嬉しい悲鳴の同社率いる2代目マルコ・パロリンさんは友人でもあります。
昨日のViterboのヨーロッパ選手権OKクラスでコストーヤ選手が優勝し、ヨーロッパ選手権シリーズチャンピオンにかなり前進。今シーズンはクリスチャン・コストーヤ選手でヨーロッパ選手権シリーズチャンピオン、そして1回きりのレースで世界王者を決める世界選手権OKクラス優勝のトロフィーが絶対に欲しいと会うなりいきなり言っていました。ヨーロッパ選手権優勝のあともチーム代表として遅くまで業務にあたっていたようでViterboサーキットを出て同社がある街に到着したのはAM2時前だったそうです。
本業の業務とレース活動でも勢いにのる同社。隣の土地をすでに買収し新ファクトリー(そちらをレーシングチームにするそう。)の建設許可待ちだそうです。が、イタリアでは許可が下りるのがとてもとても時間がかかるそう。
さて一通り工場内を見学し、組み立て工場のボス ステファノさんと再会。彼とも数カ月間だけですが、ルームメイトでした。オフィス側とだけでなく現場の方ともしっかり意見を伝えます。ファクトリーの地下一階にはアルミやマグネシウムからパーツを作り出す工作機械エリアやフレームを溶接するエリアがあり、多くの社員さん達が働いています。様々なメーカーのOEMも抱え、早番・遅番の交代制でなるべく工場を稼働させています。パロリン社の創業者でマルコさんの父、アルビーノ・パロリンさんも地下の工場エリアに事務所があり、ほぼ毎日地下エリアで従業員さん達より汗をかきながら働く姿が毎回好印象です!ちなみに展示エリアにビレルのシャーシが飾られており「これなんで?」と尋ねると、創業者のアルビーノさんが初めて乗ったシャーシを綺麗に再塗装して展示しているそうです。
一通り会社を巡り、様々な部署の方々と交流しマルコさんのオフィスに戻りビジネス面の打ち合わせもしっかり行い、引き続きお互いに努力を続けながら日伊両面から更に魅力的な仕事をしようと交わし同社をあとにしました。
近年では謎に調子がいいエンジンマウントやホイルなど素晴らしい商品があふれだす同社です。引き続きトップレベルの若さと才能で業界を席巻するはずです。
イタリアカート界は若い世代の時代です。
さて、私はこのParolin社がある街、バッサノ・デル・グラッパの中心地に足を向けてみました。というのも、今回はイタリア南部のサルノサーキットでMINIのテストのため会うことができなかったParolinの正式なワークスメカで後輩の伊藤氏より「僕の街を是非い一度見てくださいよ~。そしてようこそ我が街へ。」という生意気な電話がありましたので、どんなもんかね?ということで中心部へ、車を駐車場にとめてすぐ、昔は城壁っぽい使い方をしたんだろうな~と思ってしまう坂を超え、徒歩で街中へ。なんと街のど真ん中を綺麗な大河が流れ、木製の巨大な橋がつなぐという万博の木製リングより感動した巨大木製建築物が。イタリアは日本では聞いたことがないであろう街でもかなりの歴史と凄い建物や景観があり毎回感動します。
次回のイタリアでは伊藤氏の働きぶりもしっかり見ようと心にきめイタリア4日目が終了です。
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