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2022 サウスガルダサーキット&フランチャコルタサーキット訪問

2022.11/20
日曜日はお取引先もお休みですので、サーキットを巡ります。まず最初はカートの中心地ロナート・サウスガルダサーキットへ。ここは私にとっては思い出の地、今は輸入業者の私ですがワークスのメカニックを志した時期がありました。イントレピッド社に入社し少しずつイタリア語を覚え、1年目の後半からサウスガルダサーキットに足しげく通うようになり、チームの下働きから始めました。向こうの生活に慣れ始めた2年目にようやくこのサーキットでメカニックデビューが出来ました。右も左も分からずに右往左往しながら一生懸命働いた思い出のサーキットです。先週WSKファイナルカップがあったこともあり閑散としているだろうと思いましたが、そこそこの台数が走っています。同じ週にアメリカ ラスベガスでSKUSAレースが行われていることもありワークスチームこそ居ませんが、プライベーター達が多く走っていました。ファルコンのテントを見つけましたが、この日は誰もいないようでした。別の一画にイントレピッドのテントが、中に居たのは2009年に日本にも来日し鈴鹿ワールドカップでKF2を戦ったフランス人のブランドン・マイザノです。Ferrari育成ドライバーにまでなり、あのビアンキからも弟のように可愛がれていたマイザノ。今はフランスでカートチームを運営しています。昔話に花を咲かせ楽しい時間を過ごしました。次に向かったのは、サウスガルダサーキットから車で3,40分ほどになる近年完成したフランチャコルタサーキット。ここは来年世界選手権が開催されることが決定している非常に重要なサーキットです。イタリアのカート界をこのサウスガルダとフランチャコルタの2サーキットが牽引しています。コロナ禍の間に出来たため私も初めて入りました。入り口ゲートを通ると、そこからグッと10メートルほど下に下がっていきます。なんとそこにカートサーキットが、そしてパドック駐車場を埋め尽くさんばかりの貨物車とテント・・・これだけ近い距離に強力なサーキットがあって、さらに先週大きなレースが終わり、同日にアメリカで重要なレースが行われていたとしても「この台数か」と衝撃を受けます。そして普通に3度の世界王者トラヴィサヌット選手やチェレンタ選手もtestを兼ねて走りまくってます。「凄いな、ここ・・・」と衝撃を受けていると「おぉ元気~?」とお声がけ。現在プライベーターチームとしても巨大な部類に入るイギリスのFORZAレーシングのボス、ジェイミー・クロックスフォードさん。実は彼とも1年間ルームメイト、レースがあるたびにイタリアの自分たちの寮に来ては同じ部屋で過ごしました。最高にナイスガイで超紳士、ちなみにレインコンディションは鬼速かったです。レースをやめた後は実家のコンクリート製造会社継ぐのだろうと思ってましたら、気付いた時には大きなトレーラーに何台もの貨物車を要する巨大チームを作り上げていました。一昨年日本国籍のキアン選手がOK-Jで世界タイトルを獲得したのが彼のFORZAレーシングでした。彼とも懐かしい話をし、夜はパロリン社のメカニックでもある旧友シモーネと合流するのでありました。翌日は月曜日、またお取引先廻りを再開します。

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